2008年9月23日火曜日

[AIDE-MEMOIRE] 場所

 駅に関するコンペをしている。そのために、今まで行った駅の写真をまとめた。この写真を撮ってからもう9ヶ月も経つ。
 
 ヨーロッパの駅をいろいろ見たが、そういえばどこの駅でも音楽があった。クラシックを聞くと、歩く速さが自然に遅くなる。演奏者達は、自分たちで舞台を見つけ、観客は自分たちで観客席を見つける。

 どんな場所でも、その場所を楽しもうとする人が集まれば、そこは良い場所になる。白くてフラットな空間ではこのような場所は生まれないだろう。お洒落すぎるものもよくない。気を張ってしまう。建築はインテリアデザインではない。少し無骨な感じの方がいい。本当に感動する空間は、「お洒落な空間」ではない。

 本当に感動できる場所、人間の様々な行動を許容することが出来る空間をいつかつくりたいと思う。
 
 

2008年9月11日木曜日

Zen life

 ここ二日は、午前中は語学、午後は研究室に行き研究していました。修士論文は禅宗寺院に関する研究なんだけれど、読んだ文献に面白い記述があった。禅者の生き方についての記述。共感するところがあった。

 「一般的に言って禅者の一生を大別すれば、三つの過程がある。第一の過程は、自己の心の本質を徹底的に追及するためにその生命をかける修行の時期。己事究明の時期。第二は、心の本質が明らかになって、古人の心境と同一線上に立つことによって師に許され一応の修業を終えて、山にかくれ、あるいは市井に隠れながら法を体得した自己の体験を純熟さすための閉じられた生活の時期。これを聖体長養(しょうたいちょうよう)。第三は、時機至って人のすすめに随ってやむなく社会の表面に出て多くの人々の苦悩を救うための大衆に開かれた生活。これを入鄽垂手とも為人度生(いにんどしょう)ともいう。」

 自分に投影してみる。今は、まだ己事究明の時期。でも、命をかけるほどの修行ができているかといえば、疑問がある。


 

2008年9月9日火曜日

[ARCHITECTURE REVIEW] Hotarumachi by Kengo Kuma


 昨日は、人に会いに大阪まで。その後、最近竣工した中之島にあるほたるまちへ。
中之島は、京阪の延長で至るところで工事が行われていた。

 
 ほたるまちは、阪大病院跡地の再開発で、隈研吾が朝日放送新社屋、竹中がレジデンスとオフィス、音楽ホール、ショッピングなどを設計。
 目的は、朝日放送新社屋だった。ボリュームの構成は面白かったけれど、川との連続性はあまりなく、敷地の良さをあまり生かし切れていない印象。もっと川に対してセットバックしたらいいのにと思いつつ、所々の条件の中でうまく負けた結果がこうなんだろうとか考えながらぶらぶら。ファサードは、二つ部分から構成。
 一つは、
東雲キャナルコートを彷彿とさせるデザイン。水平連続窓がスリットのようにボリュームに巻き付いて配置されている。

 

 もう一つは、LotusHouseに似た市松模様。LotusHouseは個人的に好きな作品だけど、この新社屋は、少し微妙だった。市松模様がそれだけでファサードを構成しているのではなく、完全に飾りになっていた。














 
 ほたるまちの敷地内にあるプラザでの水の使い方が面白かった。水深はほぼゼロ。微妙に傾斜がかかっていて、水が流れている。ベンチのデザインもかっこよかった。



 

2008年9月3日水曜日

[INFO] Kengo Kuma× Takeshi Yoro

 個人的にとても気になる二人の対談。

 隈研吾×養老孟司
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080820/168349/?P=1

 隈さんは、土木的・経済的な考えをためらいなく言うという点でとても面白い。
 建築自体も好きな作品が多い。

 養老さんは、好きな批評家の一人。小林秀雄、立花隆、養老孟司の3人は一番気になる作家。

 
 aide-memorieらしくこんな記事にしてみました。