2009年5月31日日曜日

[LANDSCAPE] 大正池 Taishou-ike

             大正池 24th/Sep./2004

 今まで旅行をしてきた中で、印象に強く残った風景の一つに、長野県の焼岳の麓にある大正池がある。上高地の冷涼な空気と水面から突き出ている立ち枯れの木々が幻想的な雰囲気を創り出している。この大正池は、焼岳の大爆発による膨大な土砂流により、急スピードで梓川がせき止められ誕生した。火山によりフリーズした時の記憶を、立ち枯れの木々から感じ取ることができる。

 始めて行ったのは、小学生の頃で家族旅行だった。その時に見たこの大正池の風景を再び見たくて、大学3回生の時に一人旅に出た。これは、その時に撮った写真。今見ると、構図も拙いし、なによりデータの解像度の低さが時代を感じさせる。
 
 名所となる風景のパターンの一つに「奇観」というものがある。奇妙な風景というよりは、その場所の特徴が際立っている風景。秋吉台の風景も石灰を多く含む土の特徴が風景となって現れている。この大正池も、焼岳の噴火と、湖だった場所はかつて森であったという記憶が一つの風景の中から感じ取ることが出来る。時がながれるに従って自然は変化していくという当たり前のことを認識させられる。昔の人は、このような風景の中に無常を感じていたのかもしれない。

 社会人になる前にもう一回、上高地に行きたい。

2009年5月29日金曜日

[MOVIE]12人の怒れる男(リメイク)_12 Angry man



 陪審員制度を題材にした物語。1957年にアメリカで公開された「12人の怒れる男」のロシア版リメイク。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞やアカデミー外国語映画賞候補に選ばれる。原作の監督は、シドニー・ルメット。脚本は、レジナルド・ローズ。

 脚本が秀逸。12人の陪審員のバックグラウンドが徐々に現れると同時に、そのバックグラウンドが自分の判断(有罪か無罪か)にいかに影響を与えているかが明らかになっていく。人間は、他人を思いやることができるが、他人の気持ちを真に理解することはできない。相手を理解するのも自分の主観を通して行われる判断であることを再認識させられる。客観は主観を通して理解される。現象学的な視点が浮き彫りになる。自分が判断しなければならないというメッセージを発しつつも、最後に神の加護を案じさせるシーンがあるなど、このストーリーの根底には、人間への愛と性善説がある。

 最初の五分ほどの立ち上がりは、モノクロでそれ以外のほとんどのシーンは、一つの部屋で行われる。お金ばかり掛けた派手な映画に食傷気味の人にはおすすめ。

監督:ニキータ・ルメルコフ
公開:2007

2009年5月26日火曜日

[MUSIC] new world_blanc.

 どこかで聞いて、ようやくiTunesで見つけた曲。早速ヘビーローテに入ります。
メロディアスながら、低音がしっかり聞いていて良し。
アルバムもよい。